歯にかぶせて白くする

次に、かぶせて白くする方法ですが、オールセラミッククラウンを装着するという方法があります。これは全体がセラミックでできており、透明感が高くて色調もきれいで、天然の歯と見分けがつきません。金属をまったく使わないメタルフリーですので、金属アレルギーで悩んでいる人にもお勧めですし、強度にも優れ、変色や変形などの経年劣化を起こしません。

茶渋やタバコのヤニが付きにくく、付いた場合にも簡単に落とすことができます。ホワイトニングが不可能な詰め物の部分も、このセラミックで作ることができますので、金色の詰め物が目立って困っている人にも最適な治療法です。装着するには天然の歯を削らなければなりませんが、しっかりと事前にカウンセリングをした上で、顔のラインに合った色や形、治療の手順を説明してもらいます。あまり削りたくないという人には、ラミネートべニア治療という方法があります。

これは薄く削った歯の表面に、これも薄く作られたオールセラミックやハイブリッドセラミックスを貼り付けるというものです。ホワイトニングで満足のいく結果が得られなかった人や、歯と歯のすき間をなくしたい人、摩耗してしまったり、小さな歯の人にお勧めの治療法です。

ホワイトニング

歯に関する悩みで気にしている人が多いのが、歯の色ではないでしょうか。歯の色を白くするには、薬剤を使用するホワイトニング治療と、歯を削って白い人口材料をかぶせる方法とがあります。まず、ホワイトニング治療について説明しますと、かぶせ物を使用せずに、歯の表面に薬剤を添付しますので、歯を削ることなく歯を白くすることができます。

治療の際に使用する過酸化水素は、米国食品医薬品局で安全性が保障されており、副作用もないことから、何度でも施術することができます。行う回数や期間によって、ある程度の色調整も可能です。かぶせる方法に比べて治療費が安いというメリットがある一方で、 効果が持続する期間は6ケ月~1年半程度と短く、また、 入れ歯や差し歯はホワイトニングで白くすることができないので注意が必要です。歯の表面にひびや傷があったり、加齢などによってエナメル質が薄くなり象牙質がむき出しになっている場合には、歯がしみる可能性があります。

一時的なもので心配はいりませんが、現代は審美技術が進んだことにより、更なる上をいくホワイトニング治療というのが誕生しています。これは仕上がりの白さや透明感、持続力の面が非常に優れており、歯にしみにくい治療ともなっています。気になる人は歯科医に尋ねてみるとよいでしょう。

審美歯科が行う治療

人間は中身が重要であることは分かっていても、つい姿形などの外見が気になってしまうものです。そのような見た目の部分で気になるのが、歯並びや歯の色などの口腔関係の悩みではないでしょうか。テレビで見る女優やタレントのように真っ白に輝く歯の持ち主というのは、実際にはなかなかいないものです。少々歯並びが悪くても日常生活で困ることはありませんし、うっすら歯が黄ばんでいても、他人には気づかれない程度のことかもしれません。

それなのに、自分の歯の状態を気にしてうまく笑えない人や、コンプレックスを感じてしまう人がいるのは、なぜでしょう。それは、人と人とのコミュニケーションにおいて、知性や品性、美の基準になりうる重要な部分を占めているのが口腔部分だからです。いくら口腔機能を健康に保っていても、審美的な部分で歯に満足感が得られなければ、明るく健康な生活を送るのは難しいともいえましょう。

歯科治療には、健康に根差した治療と、見た目の美しさなどの審美的な部分に焦点を当てた治療との二通りがあります。見た目の悩みの解決にあたるのが、審美歯科が行う治療です。1988年に設立された日本歯科審美学会では、歯科審美学について次のように記しています。「歯科審美学とは、顎口腔系における形態美、色彩美、機能美の調和を図り、人々の幸福に貢献する歯科医療のための教育および学習に関する学問体系である」。人々に質の高い審美治療を行うため、日々技術を磨く審美歯科の治療法について記してみましょう。